MikroTikで特定国へのトラフィックをブロックする方法
概要 本ガイドでは、MikroTik RouterOSを使い特定国へのネットワークトラフィックをブロックする方法を解説します。IPDenyからIPブロックを取得し、スプレッドシートでCLIコマンドに整形、ファイアウォールのドロップルールを設定する流れを紹介します。
MikroTikで特定国へのトラフィックをブロックする方法
ネットワークトラフィックの行先管理は現代のネットワークセキュリティで重要な役割を持ちます。企業ポリシー遵守やリスクの高い地域へのアクセス制限など、国別のトラフィックブロックは強力な管理手段となります。
MikroTik RouterOSには「国をブロック」する専用ボタンはありませんが、アドレスリストと一般的なファイアウォールフィルターを使うことで効果的に実現可能です。本チュートリアルではIPレンジの取得からルーターへの適用まで手順を説明します。
ステップ1: IPブロックの取得
国をブロックするには、まずその地域に割り当てられたIPアドレス一覧が必要です。信頼性が高く無料の提供元として知られるのがIPDenyです。頻繁に更新される集約ゾーンファイルを提供しています。
- IPDeny.com(特に「IP Country Blocks」セクション)にアクセスします。
- ブロックしたい国をリストから探します。
- 当該国のゾーンファイル(通常は
.txtファイル)をダウンロードします。
注意: IP割当は時間とともに変動します。正当なIPを誤ってブロックしたり、再割当されたものを見逃さないため、定期的な更新が重要です。
ステップ2: RouterOS用データ整形
取得したファイルには生のIPサブネットリスト(例: 1.2.3.0/24)が含まれていますが、MikroTikルーターは特定のコマンド形式での入力を必要とします。Excelなどのスプレッドシートを使いテキスト整形を自動化しましょう。
- スプレッドシートソフトを開きます。
- B列にIPDenyからコピーしたIPアドレスリストを貼り付けます。
- A列にコマンドの接頭文を記入します。以下のテキストを入力してください:
ip firewall address-list add list=BlockedCountry address= - 新しい列で、以下のような数式で結合します:
=A1 & B1 - 数式を全行にコピーします。
これでルーター用のCLIコマンドが完成します。
ステップ3: アドレスリストのインポート
整形したコマンドをルーターに読み込みます。これによって参照可能なIPアドレスのグループ(アドレスリスト)が作成されます。
- スプレッドシートのコマンドをコピーします。
- Winboxを起動し、MikroTikルーターに接続します。
- New Terminalを開きます。
- ターミナルにコマンドを貼り付けて実行します。
大量のコマンド貼付は処理に数秒かかる場合があります。完了後は、IP > Firewall > Address Listsでリストが正しく追加されていることを確認してください(例:BlockedCountryに数千のエントリが並ぶはずです)。
ステップ4: ドロップルールの作成
対象国のIPが登録されたので、その宛先へのトラフィックをどう扱うか設定します。ファイアウォールフィルタールールを作成し、該当トラフィックを破棄します。
- IP > Firewall > Filter Rulesに移動します。
- 追加 (+) ボタンで新しいルールを作成します。
- Generalタブ設定:
- Chain:
forward(ルーターを通過するLANからインターネットへのトラフィックに適用) - In. Interface: LANブリッジまたはインターフェイスを選択
- Chain:
- Advancedタブ設定:
- Dst. Address List: 先ほど作成したリストを選択(例:
BlockedCountry)
- Dst. Address List: 先ほど作成したリストを選択(例:
- Actionタブ設定:
- Action:
drop
- Action:
OKを押して保存してください。このルールはファイアウォールリストの上位に移動し、あらゆる「全許可」ルールより先に処理されるようにしましょう。
ヒント: 対象国からのトラフィックもブロックしたい場合、Chainを
input(ルーター宛て)またはforward(LAN宛て)に設定し、Src. Address Listに当該国リストを指定する別ルールを追加してください。
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単一ルーターでの管理は手間がかかりませんが、数十台、数百台と増えると更新作業は課題となります。
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