MKControllerでのコンテンツフィルター設定
概要
MKControllerのDNSコンテンツフィルターを有効化し設定することで、不正または悪質なサイトからご自身やお客様のネットワークを保護します。Hotspotやバウチャーソリューションとの相性抜群で、利用者の不適切な閲覧を防止可能。プラットフォームに接続されたMikrotikデバイスの導入が必要です。
なぜDNSコンテンツフィルターを使うのか?
DNSコンテンツフィルターは、不適切・危険・業務外のコンテンツへのアクセスをDNSレベルで直接ブロックできます。手動でリスト管理する代わりに、MKControllerがすべてをシンプルなインターフェースで一元管理します。
主な利点は:
- 子どもや社員、顧客を有害サイトから守る
- 業務ネットワークでのアダルト、ギャンブル、SNSをブロック
- 生産性とセキュリティの向上
- サイト、クライアント、支店ごとのルール適用
DNSコンテンツフィルターとは?
インターネットを数百万冊の本が並ぶ巨大図書館と想像してください。特定の本を探す際にはカタログ(DNS)を参照して場所を特定します。DNSコンテンツフィルターは司書のような役割で、借りて良い本を管理します。申請した本のタイトルをチェックし、禁止リストにある場合は貸出を拒否します。
実際の仕組みはどうか?
ドメインネームシステム(DNS)は、ユーザーフレンドリーなウェブアドレス(例:www.example.com)をコンピューターが認識できる数値アドレス(IPアドレス)に変換します。DNSレベルのコンテンツフィルターはこのリクエストを傍受し、ブロックリストと照合。該当のサイトであればエラーメッセージを返してアクセスを阻止します。
コンテンツフィルターの設定方法
ステップ0:コンテンツフィルターメニューへアクセス
MKControllerコンソールにログインし、左メニューのDNSアイコンを選択してください。
初めての方はこのすばらしい機能でできることの概要が表示されます。「次へ」をクリックして始めましょう。

ステップ1:フィルターの作成
必要に応じて複数のフィルターを作成可能です。MKControllerはリクエスト数に応じて課金されます。

コンテンツフィルターメニューで「Create Content Filter」をクリックし、次画面でフィルター名を設定してください。顧客名やフィルターの目的など自由に付けられます。

ステップ2:フィルタリングレベルを選択
あらかじめ設定された保護レベルから選びます:

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高 – 推奨の保護レベル、15カテゴリを事前選択
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中 – 9の主要カテゴリをブロック
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低 – 2カテゴリの基本保護
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なし – ブロックなし
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カスタム – ブロックするカテゴリを手動で選択
「続ける」をクリック。カスタムの場合は下にスクロールして利用可能なカテゴリ一覧を確認・選択可能です。

ステップ3:デバイスとのリンク設定
最後のステップが完了したら、左メニューの「Devices」を選択し、「Link」ボタンをクリックして、特定のMikroTikデバイスにホットスポットを接続してください。

管理する複数のMikrotikのうち、このフィルターを使う端末を限定できます。

システムが表示するプライマリ・セカンダリDNS IPアドレスをデバイス設定に適用します。
「続ける」をクリックし、成功メッセージを待ってから「OK」で確定。
ブロックページの作成
アクセス拒否時に表示するブロックページはカスタマイズ可能です:
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トップ画像を有効化しカスタム画像をアップロード
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テキストを有効化しメッセージを記入
ステップ1:ブロックスクリーンの作成
左メニューで「Block Screen」を選択してください。

ステップ2:ブロックスクリーンのカスタマイズ
ここからは自由にデザインを工夫しましょう。
ヘッダー画像や歓迎テキストにご自身や顧客のロゴ、メッセージをセットします。

ネットワーク上でブロックされたサイトにアクセスした際に表示される画面をプレビュー可能です。
その他の設定
左メニューの「Settings」では、多様なオプションが設定可能で、お客様体験を高めます。

設定内容例:
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カテゴリーテスト – URL入力でカテゴリ判別
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許可サイト – 常にフィルターを通過できるサイト登録
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拒否サイト – 特定サイトを必ずブロック
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カテゴリー調整 – フィルター強度の調整や個別カスタマイズ
まとめ
MKControllerのDNSコンテンツフィルターにより、ネットワーク全体のコンテンツ許容範囲を一元管理可能。安全性、生産性、ユーザー体験の向上を実現し、各Mikrotikでの手動設定を不要にします。
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